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押入れ活用法

見せる収納から生活スペースの一部としての活用まで
和室最後のフロンティア「押し入れ」を徹底活用する革命的マニュアル。


押し入れ、この私にはその言葉が、なにかノスタルジックな響きを持つように聞こえる。
幼きあの日、父に叱られ閉じ込められた恐怖の記憶、または友人と共に地下の秘密基地に見立てて遊んだ記憶、さまざまな追憶に彩られた密室が、私のイメージする押し入れである。
しかし、現実はどうか、薄暗い忘れ去られたスペースとして扱われ、決して生活の表舞台に立つことは無い。邪魔者扱いされた様々な品物の墓場として、ほこりやくもの巣にまみれゴキブリ、ダニ、ナンキンムシの巣窟になり果てた、まさに部屋の恥ずべき恥部に見事墜落してしまったのだ。
いまこそ、この哀れな押し入れに解放の光を投げ掛ける日が来た知恵を絞って見よう。考えてみれば最大畳2枚分、最低でも半畳の有効なスペースを押し入れは秘めているのだ、これを利用しない手はない、新しい収納スペースとして、または居室の延長として、有効な利用方法は幾らでもある筈である。
まさに日の当たらぬ存在だった押し入れに、英知の光をあて、生活に役立つ意義のある空間として復活させようではないか。

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